全
般 |
セキュリティキャンプ2006の目的は? |
若年層の情報セキュリティ意識の向上と優れたセキュリティ人材の発掘と育成を目的としています。
近年情報化社会におけるセキュリティの重要性が認識され、経済産業省でも各種施策を展開していますが、次世代を担う若い方々に正しいセキュリティの知識を習得させること、またセキュリティ技術において国際的に通用する優秀な人材を早期に発掘・育成することは、情報化の健全なる発展に非常に重要です。
このような背景を踏まえ、「セキュリティキャンプ2006」として開催することとなりました。 |
実施の日と場所、主な内容は? |
8/8~8/12の4泊5日で、場所は(財)海外技術者研修協会東京研修センターにて、合宿形式により行います。
実習を中心とした講義と演習を行います。実習はグループ中心で行い、協調作業の重要性についても学び取ってもらいます。
さらにキャンプ期間中は、実習だけでなく、セキュリティ業界の最先端で活躍されている識者の方々(法律関係者、および業界で活躍する技術者の方々など)の講義および交流会も実施します。 |
どんな狙いがあるのですか? |
情報セキュリティは、実際には見えない世界という点と、高度なスキルを要することから、それに関する知識(基本的なところでは、人の領域への侵入は罰則であるというモラルや、セキュリティを高めるための技術など)の普及浸透という点と、実践の両輪が必要と考えています。単なる座学で習得できる分野ではなく、より実践に近い形で作業をすることで、今後のネットワーク社会でますます必要となるセキュリティ技術の仕組みの理解や、保守運用に対する実践のスキルを、より深く身につけてほしいと考えています。 |
このようなイベントは、結局はセキュリティ技術の悪用を教え込み、侵入することを奨励していることになるのではないですか。 |
当然、ネット上のモラルを守らせることが最重要です。高度なスキルを持つ人材が誤った方向に進まないようにするために、講義課目の中にそういった内容を盛り込み、合宿形式での取組を通して、セキュリティ技術とモラル教育の両輪を合わせた底上げを図ります。
鋭い技術を、正しい使い方へ中長期的に導くことが重要と認識しています。 |
このイベントに参加して習得した技術を、その後危ないことに悪用してしまう気がしますが。 |
そうならないように、法律面、モラル面での実習、およびグループでの討議や各方面の方々との意見交換などを実施します。
また、参加される方には、"本セキュリティキャンプで習得した知識・技術を使用して反社会的な行為を行なわない”旨の誓約書を提出していただきます。 |
この催しに参加すると、どんないいことがあるのでしょうか? |
セキュリティの実践的な知識を身に付けることができます。その知識は今後いろいろな場面で活かせるものです。
例えば、会社や大学などでコンピュータの管理をすることになった場合、外部や内部からの攻撃に不正利用などについて対応策を考えなければなりませんが、その時には、ここで学んだ知識を生かして、安全なサーバ構築、安全な運用をすることができます。
その他にも、実際にセキュリティ業界で活躍されている方との交流会や企業見学会を予定しており、現場の生の声を聴いたり、実際の仕事の現場を見たりすることもできます。
セキュリティキャンプは、自分の将来について考えるきっかけを与えてくれるでしょう。 |
移動にかかる費用と、宿泊の費用は必要ですか? |
参加いただくことが決定した場合について、往復上限5万円までの交通費、および宿泊費全額(3食込み)を主催者側で負担します。
また、キャンプにかかる費用(受講料、テキスト代、機器使用料など)は無料です。 |
セキュリティキャンプ2006は見学できるのでしょうか? |
一般の方の見学はできません。
見学を前提にした準備は特にしておりませんので、あらかじめご承知おき下さい。 |
ウイルスとかワームを実際に拡散させて実習を行うのですか? |
外部から遮断され、セキュリティキャンプ専用に構築されたネットワーク上で、ウイルスが拡散された場合を想定して、その対処をどう行うかを学ぶことを予定しています。
これはできるだけ実態に即したケースを設定して、正しい対応策を学んでいただこうという趣旨から実施するものであり、ウイルスの作成を実習するものではありません。 |
キャンプ中あるいはキャンプ終了後にそうしたウイルスを外部に拡散したらどうなりますか? |
セキュリティキャンプ2006ではネットワーク上にモラルについても大きく時間を割いて学んでいただきます。
また、事前に提出していただく誓約書においてセキュリティキャンプにおいて習得した内容を悪用しない旨を誓っていただきます。
実習で使用するウイルスについては講師側でのみ扱うものとし、参加者が保存および外部へ転送することができないように技術的対策を施します。
なお、実習に用いたPC類は、講義終了後に現地で全て初期化します。また、実習中は、セキュリティ専門技術者が常時監視しています。 |
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応
募 |
応募の方法は? |
学校などへ配布しておりますパンフレット、あるいはJIPDECのホームページ(http://www.jipdec.jp/camp/)を参照し、応募用紙に記入の上、JIPDEC宛にEメール(添付ファイル)、FAX、郵送のいずれかにより送付して下さい。 |
募集対象は? |
平成19年3月31日時点において満22歳以下の学生・生徒です。
基準を上記の日に設定しているのは、本行事が平成18年度の行事ということからで、平成18年度内で満22歳以下の方を対象としています。
なお、本事業の対象は就業前の若者ですので、職業をお持ちの方は参加できません。 |
募集人数は? |
30名程度を予定しています。 |
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参
加
条
件 |
現在22歳ですが、参加できますか? |
平成19年3月31日終了時点で22歳の方であれば参加できます。今回対象となるのは、昭和59年(1984年)4月2日以降に生まれた方となります。同年4月1日生まれの方は、平成19年3月31日で23歳となってしまうので残念ながら参加できません。
なお、この年齢の数え方は民法第143条に基づいています。 |
中学生でも参加できますか? |
参加できます。ただし、自宅と会場の往復を個人でできることが条件となります。会場の往復に保護者が付き添うことは自由ですが、付き添いの方の宿泊費・交通費等は自弁となります。 |
情報セキュリティに興味はあるのですが、実際にそういった作業を行った経験がありません。それでも参加できますか? |
参加者のレベルをある一定以上におくことは考えておりますが、セキュリティ関係の技術的裏づけがない方でも、LinuxやWindowsのGUI操作および基本的なコマンドラインの操作が出来る方であれば参加できます。 |
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書
類
審
査 |
審査内容はどんなところをみられるのですか? |
応募用紙に記載された内容を実行委員会で審査して参加者を決定します。
もっとも重要な判断要素は、今回のセキュリティキャンプ2006の講義課目の内容についていけるだけの力があるか、また、積極的に取り組む意欲があるかどうかという点です。講習や実習を円滑に行うために、参加者の皆さんの知識・技能レベルを審査させていただきます。 |
参加の決定はいつごろですか?夏休みなので早めに予定が決まらないと困るのですが。 |
7月18日までに全ての応募者の方に参加の可否を郵送にて連絡させていただきます。ただし、参加いただく方にはそれよりも前にメールあるいは電話にて連絡させていただく予定です。 |
参加が決まってから当日までに準備しておくことはありますか? |
参加していただく方には前提知識として読んでおいてもらいたい書籍やWebページを紹介して、事前学習をしていただくことを予定しています。
あとは、参加にあたっての誓約書、保護者の同意書、参加者の調査書(必要事項をご記入いただいたもの)をご用意いただき、事前に事務局に送付していただきます。 |
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講
義
課
目
|
実習はどのような形で進められるのですか? |
いくつかのグループに分けて、グループ単位で実習に取り組んでいただきます。また、キャンプ途中でグループを組み替えることもあります。 |
サイト構築の経験はないのですが、それでもついていけるでしょうか? |
必要に応じて講師およびサポートスタッフが援助しながら行いますので、大丈夫です。
ただし、参加者に積極的に取り組み姿勢がないとなかなかうまくいかないことはご承知おきいただきます。 |
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キ
ャ
ン
プ
の
生
活 |
宿泊するところはどのようなところですか? |
東京の北千住にあります(財)海外技術者研修協会東京研修センターを使用します。
宿泊する部屋は全て個室(ユニットバス付き)となります。
また、食事はセンター内の食堂で朝昼晩の3食をとっていただきます。
館内には売店や洗濯設備、インターネット設備が整っています。 |
キャンプ中、外出はできるのですか? |
安全にキャンプを遂行することを考慮して、基本的には外出は認めません。
ただし、必要十分な理由があり、かつ、会場近辺であれば、事務局の許可を得た後、外出を認める場合もあります。
キャンプ当日、事務局によく確認してください。 |
キャンプ中に病気にかかったり、または怪我をした場合はどうなりますか? |
健康面での管理は一番気を使うところです。
参加者には必ず保険証のコピーを持参してもらい、それをもって会場近辺の医療施設に治療にいってもらうということになります。
ただし、治療にかかる費用についてはキャンプ主催者側にその原因となる非があった場合を除いて参加者の負担となりますのでご了承ください。 |
万が一のために、キャンプ期間中の旅行保険をかけたいのですが、保険料は主催者負担ですか? |
旅行保険については、参加者負担とさせていただきます。ご了承ください。
また、キャンプ中に明らかに主催者側にその原因となった非があった場合を除いて、参加者の病気、怪我については参加者の自己責任において処置していただきますので、ご了承ください。 |
キャンプ参加前、あるいはキャンプ終了後に秋葉原に寄りたいのですが、可能でしょうか? |
キャンプ会場までの往路、およびキャンプ終了後自宅までの帰路については、キャンプの範囲外となりますので、それは参加者の自由にしていただいて結構です。
ただし、主催者側で負担する往復の交通費(5万円を上限とする)は、自宅の最寄り駅から会場の最寄り駅である北千住駅までの最短の経路および当該日で計算したものであり、参加者がそれ以外の経路を使用した場合、その分の交通費は自弁となりますのでご承知おきください。
また、道中での怪我等につきましても、参加者の自己責任において処置していただきますので、ご了承ください。 |
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