セキュリティ・ミニキャンプ in 東京 2023 専門講座 パンフレット
名 称 | セキュリティ・ミニキャンプ in 東京 2023 専門講座 | |
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日 程 | 2023年5月13日(土)10:30(受付開始10:00)~2023年5月14日(日)17:00 (2日間) |
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開催方式 | 【オフライン開催:Aトラック、Bトラック、Cトラック】 |
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定 員 | 講義は4トラックにて実施、各トラックの定員は以下のとおり |
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参加資格 | 日本国内に居住する、2024年3月31時点において25歳以下の大学院生・学生・生徒・児童 |
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主 催 | 東京都立産業技術高等専門学校、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会、 |
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後 援 | 経済産業省関東経済産業局、東京都、警視庁、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、 |
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特別協力 | キヤノンITソリューションズ株式会社 |
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費 用 | 無料。ただし会場までの交通費は自己負担でお願いいたします。 |
共通講義 5月13日 土曜日 10:30~12:00(受付開始10:00~) | |
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10:00 | 受付開始 |
10:30 (30分) |
『オープニング』『セキュリティ・キャンプ紹介』 |
11:00 (60分) |
『情報通信技術と倫理』 誰もが情報通信技術と無関係では生きられない現代社会において、技術と知識を持っている者はどのようにその力を活かしていくことができるでしょうか。 |
12:00 (60分) |
昼食休憩 |
選択講義 5月13日 土曜日 13:00~16:00 | |
13:00 (180分) |
【Aトラック(オフライン)】 モダンWebの世界では、多くのソフトウェアが”そ結合”な状態でお互いに組み合わされサービスというものを構成しています。例えばクライアント・サーバーモデルのような関係では、クライアントがMPA(Multi Page Application)からSPA(Single Page Application)へと、サーバーはモノリスなアプリケーションからコンテナやIDaaS等のクラウドサービスを組み合わせ作られたクラウドネイティブなバックエンドへと移り変わってきています。 【Bトラック(オフライン)】 近年ではデジタル・フォレンジックという言葉も少しずつ世の中で認知されるようになってきましたが、実際の調査手法に触れることができる機会はまだ少ないのではないでしょうか。 【Cトラック(オフライン)】 あらゆるものがインターネットに繋がっている現在、マルウェア(悪意のあるソフトウェアの総称)感染による被害が深刻化しています。
マルウェアによる被害を正しく評価するためには、マルウェアを解析する必要があります。 【Dトラック(オンライン)】 WindowsのDFIR(デジタルフォレンジックとインシデント対応)で最も重要なフォレンジックアーティファクトであるWindowsイベントログを解説した後に、CTF形式でAPTグループが実際に行った攻撃がシミュレートされた環境の痕跡を調査していきます。その後、新しいWindows攻撃をどうやって検知できるかSIGMAルール作成について学びます。学ぶ技術はDFIR、SOCアナリスト、脅威ハンティング等に役立ちます。 |
16:00 | 1日目終了、解散 |
5月14日 日曜日 09:30~17:00(開場:9:00~) | |
09:30 (180分) |
【Aトラック(オフライン)】 近年では従来の境界型セキュリティモデルの弱点を抑える新たなモデルとして、ゼロトラストネットワークと呼ばれるセキュリティモデルが注目を集めています。このモデルはコンセプトとして「すべての通信が脅威を内包しているものと仮定して信用せず、常に検証によって信用できるものとそうでないものとを区別すること」「ユーザ本人を識別するための認証を必須とし、認証されたユーザからのアクセス要求であったとしても、そのユーザが正しいことをしているかを常に検証すること」を掲げる一方で、“理想的な”ゼロトラストネットワークの実装にはまだまだ多くの障壁があります。 【Bトラック(オフライン)】 【Cトラック(オフライン)】 【Dトラック(オンライン)】 |
12:30 (60分) |
昼食休憩 |
13:30 (180分) |
【Aトラック(オフライン)】 暗号アルゴリズムをハードウェアやソフトウェアで実装したとき、実装されている回路内の消費電力や処理時間、漏えい電磁波などは入力データや処理中の演算によって変化します。このような物理情報が漏えいする経路をサイドチャネルと呼び、サイドチャネルを用いて暗号アルゴリズムを解析する手法をサイドチャネル解析といいます。 【Bトラック(オフライン)】 【Cトラック(オフライン)】 【Dトラック(オンライン)】 |
16:30 (10分) |
休憩 |
16:40 (20分) |
『クロージング』 アンケート記入等 |
17:00 | 解散 |
応募条件 |
- 参加決定後に指定のソフトウェアをインストールし、起動確認できること(詳細は参加決定後にご連絡します) - Wi-Fiに接続可能なこと - 開催期間中に応募者が受講するスペース、または自室があること(図書館などの公共施設、飲食店等での受講はできません) - 講義ではミーティングツールを使用予定ですが、講義に接続・参加するための、ヘッドフォンやイヤフォン、マイク、カメラが使用できること - Windows 10+の端末または仮想マシンを所持し、メモリは4GB以上あること - 以下のツールをインストール可能なこと 【Visual Studio Code】https://code.visualstudio.com/ 【Windows Terminal】https://apps.microsoft.com/store/detail/windows-terminal/9N0DX20HK701 【Timeline Explorer 2.x】https://ericzimmerman.github.io/#!index.md 【jq】https://stedolan.github.io/jq/ |
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申込方法 | トラック(A~D)毎の応募フォームからお申込みください。 応募フォーム(【オフライン】Aトラック) ※選考問題があります。 |
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申込締切 |
4月10日(月)16:00必着(16:00までに到着したものを有効とします)
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参加者決定のお知らせ |
審査の上、申し込みされた方全員に4月14日(金)までにメールまたは電話にて連絡します。 |
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留意事項 |
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お問合せ窓口 | 一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会事務局 〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-1平河町森タワー 株式会社ラック内 Email info@security-camp.or.jp TEL 03-6757-0196 |
小林 隆一 |
平成21年12月検事任官(東京地検) |
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齋藤 徳秀 |
株式会社Flatt Securityに勤務し、Webアプリケーションやサービスインフラに対しての脆弱性診断をはじめ、クラウド診断サービスの立ち上げ、自社のクラウド管理・運用に従事。インターネット上ではあざらしの皮を被りながら日々ビールやご飯の写真を投稿しながらセキュリティの情報収集に勤しむ。2018年のセキュリティ・キャンプ全国大会の開発と運用トラック(Bトラック)を修了し、2019・2020両年に全国大会 Bトラックチューターを経験。2021年全国大会ではBトラック講師。 |
河合 将隆 |
NRIセキュアテクノロジーズに勤務し、脆弱性診断、ペネトレーションテストなどの業務に従事。最近では脆弱性診断の傍らBAS (Breach and Attack Simulation)ツールに関する新サービスを立ち上げつつ、ペネトレーションテストサービスのさらなる強化に務める。 セキュリティ・キャンプ全国大会修了(2018)。enPiT-Security(SecCap)修了(2021)。IPA ICSCoE中核人材育成プログラム講師(2020, 2021)。APN ALL AWS Certifications Engineers(2022, 2023仮)。GPEN。肩が痛い。 |
土井 康平 |
電気通信大学大学院在学中。2021年にセキュリティキャンプ参加、同年よりセキュリティを学び始める。その後は運営サポートのためにチューターなどとして参加、現在は大学院在学の傍ら、ハードウェアセキュリティの研究を行う。最近は推しの引退が続いて満身創痍。 |
川崎 隆哉 |
2012年にセキュリティベンダーに新卒として入社し、デジタル・フォレンジック技術を用いた不正調査に従事。現在は、ユーザ企業のCSIRTの一員としてインシデントレスポンスやセキュリティ監視業務を行う。デジタル・フォレンジック技術の普及に繋がる各種活動を行なっており、一般社団法人や高等専門学校等においてデジタル・フォレンジックの講義を担当。 |
池上 雅人 |
欧州のアンチウイルスベンダーにてマルウェア解析技術を学び、帰国後はマルウェア解析業務に従事。サイバーセキュリティの調査研究やレポート執筆も行っている。CISSP・GREM・GCIH。 |
住田 裕輔 |
キヤノンITソリューションズにおいて、マルウェアアナリストとして、マルウェアレポート執筆やウェブセミナー登壇などの業務に従事。 |
田中 ザック |
アメリカ生まれアメリカ育ち、中学生の頃からIT、セキュリティ、日本語を独学する。2006年に神戸デジタル・ラボ(KDL)に入社し、セキュリティチームを立ち上げる。ネットワーク・スマホアプリ・ウェブ診断/ペネトレーションテスト、フォレンジック調査、インシデント対応、無線ハッキング、ソーシャルエンジニアリング等々幅広くセキュリティを勉強し、様々なセキュリティサービスを作る。2007年からカーネギーメロン大学日本校で研究し、2012年から大和セキュリティというコミュニティを立ち上げ、2016年からSANSの講師を務める。13種のGIACの資格を保持する。 |