セキュリティ・ミニキャンプ in 北海道 2024

開催概要

プログラム

募集要項

講師プロフィール

諸般の事情により、セキュリティ・ミニキャンプの開催形態を「オンライン」へ変更いたします。
急な変更となり、開催を楽しみにしていた皆様並びに参加者各位には大変ご迷惑をおかけしますが、
何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。(2024/9/24)
セキュリティ・ミニキャンプ開催形態変更のご案内

開催概要

セキュリティ・ミニキャンプ in 北海道 2024 専門講座 パンフレット

名 称 セキュリティ・ミニキャンプ in 北海道 2024 専門講座
日 程

2024年11月9日(土)13:00(受付開始12:40)~11月10日(日)16:00 2日間

開催方式

オンラインによる開催
配信場所:北海道大学 情報基盤センター 南館 〒060-0811 北海道札幌市北区北11条西5丁目

定 員

20名 選考あり

参加資格

日本国内に居住する、2025年3月31時点において25歳以下の大学院生・学生・生徒・児童

主 催

一般社団法人LOCAL、北海道大学情報基盤センター サイバーセキュリティセンター、
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

共 催

経済産業省北海道経済産業局

後 援

北海道地域情報セキュリティ連絡会(HAISL)、北海道警察、総務省北海道総合通信局

協 賛

北海道情報セキュリティ勉強会、さくらインターネット株式会社

費 用

無料。


プログラム

1日目 11月9日(土)13:00~18:10(受付開始12:40~)
12:40

受付開始

13:00
(20分)

『オープニング』『セキュリティ・キャンプ紹介』
 一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 ステアリングコミッティ

13:20
(30分)

『サイバーセキュリティと情報倫理』
 関 俊介氏 北海道警察サイバーセキュリティ対策本部 対策・官民連携係主任

サイバーセキュリティに関する技術を学ぶにあたり、情報倫理は必要不可欠です。
本講義では、サイバー犯罪に関連する法令について学ぶとともに、過去のサイバー犯罪の事例等を通じ、正しい倫理観を持って技術を活用することの重要性について説明します

13:50
(10分)
休憩
14:00
(150分)

『トラフィック制御と防御を体験するネットワークセキュリティ』
 下村 そら氏 NTTコムエンジニアリング株式会社

現代のデジタルインフラストラクチャは、クラウドコンピューティングやIoT(Internet of Things)の普及により、かつてないほど複雑で多層的なネットワーク環境を形成しています。この進化に伴い、サイバー攻撃の手法も高度化しており、ネットワークのセキュリティと効率的なトラフィック管理が求められています。特に、適切なルーティングプロトコルの選定と正確なファイアウォールの設定は、ネットワークの可用性と安全性を維持するための基本となるスキルです。
本講義では、OSPFを用いたルーティングの実装と、ファイアウォールによるトラフィック制御の技術を体系的に学ぶことで、現代の複雑なネットワークにおけるセキュリティと管理の重要性を学びます。

16:30
(10分)
休憩
16:40
(90分)

『さくらインターネット 石狩データセンター バーチャル見学会』

さくらインターネットが北海道石狩市にて運営する石狩データセンターのバーチャル見学会です。
石狩データセンターは、クラウドコンピューティングに最適化された日本最大級の郊外型大規模データセンターです。
北海道の冷涼な外気を活用した外気冷房によるエネルギー効率の向上、建物から設備にいたるまでの徹底したモジュール設計による柔軟性、東京ドームの約1.1倍という広大な敷地、などの特徴があります。
今回の見学会は、石狩データセンターで実施している見学会と同様の内容をバーチャルでご覧いただくものです。
※見学に際しては、見学会申し込みフォームへの実名記載、ならびに見学規約への同意が必要となります。

18:10

1日目終了

2日目 11月10日(日)09:30~16:00
9:00

受付開始

09:30
(150分)

『セキュアなサーバレスアプリケーションをつくろう - AWS編』
 齋藤 徳秀氏 株式会社Flatt Security

プロダクトを提供する際は、ソフトウェアの動作する環境や技術スタック、アーキテクチャを開発工数や運用、各種要件に合わせて技術選定し設計・構築を行います。
その際、昨今ではKubernetesのようなコンテナオーケストレーションサービスをプラットフォームに採用する例やAWSなどのパブリッククラウドの提供するFaaSやBaaSといったサーバレスサービスも採用するといったものを事例として見るようになりました。
本講義では、上記の事例の一つであるサーバレスアプリケーションについて、どのような特性があり、セキュリティ上気にすべき観点はどこに存在するのか、また技術選定を行う際に、何を気にすべきかについて、ハンズオンと座学を通して学んでいきたいと思います。

12:00
(60分)
昼食休憩
13:00
(150分)

『BGPネットワークと情報セキュリティの国際連携』
 砂原 悟氏 公立千歳科学技術大学 助教

私たちが利用するインターネットはBGPネットワークによって世界中へアクセスすることを可能にしています。本講義では参加者ひとりひとりが仮想空間上でISPの運用者としてBGP接続を行い、インターネットを構築する演習を行います。
また、構築した仮想インターネット上でにおいて情報セキュリティインシデントを体験し、より安全なサイバー空間を実現するためにはどのような国際連携が必要となるかを議論します。

15:30
(30分)
『クロージング』 アンケート記入等
16:00 解散

募集要項

応募条件
  • 日本国内に居住する、2025年3月31日時点において25歳以下の大学院生・学生・生徒・児童
  • 2024年11月9日時点で18歳未満の場合、本大会の参加について保護者の同意を得ていること(参加が決定した際に保護者の同意書を提出していただきます)
  • 2日間(11/9~10)通して全日程参加可能なこと
  • 応募者は、演習で使用する下記条件のPCを持参できること
  •  - USB(TypeA)の空きポートがあること、Wi-Fiに接続可能なこと、開発環境等が動作するスペックのCPU、メモリ16GBがあること、SSDまたはHDDに20GB程度の空き容量があること  - VSCode、または任意の統合開発環境等のエディタを導入していること
  • 応募者自身がキャンプにて使用するオンラインサービス、ソフトウェアを使用できること
  •  - VirtualBox、VMware等、仮想化ソフトウェアの簡単な操作が可能で、前出の仮想環境においてLinuxのコマンド操作が可能なこと
     - 参加決定後に指定のソフトウェア(Dockerなど)をインストールし、起動確認できること(詳細は参加決定後にご連絡します)
  • IPアドレス、サブネットマスク、ルーティングなどの基本的なネットワーク概念の理解していること
  • TCP/IPスタックの基礎(OSI参照モデル、TCP/UDP、ポート番号など)を理解していること
  • いずれかの言語でプログラムを書いたことがあること
  • 以下のスキルがあると望ましい
     Ruby on RailsなどのWebアプリケーションフレームワークを用いてアプリケーションを作成したことがある、またはチュートリアルをこなしたことがある
  • 今回の「セキュリティ・ミニキャンプ in 北海道 2024 専門講座」では、講義の録画、配信が行われる可能性があることをご承知いただけること
  • セキュリティまたは、プログラミングに関して、講習を受けられるだけの基礎知識と積極的に取り組む姿勢を持っていること
  • 別途定める「セキュリティ・ミニキャンプ in 北海道 2024 専門講座」実施規定を遵守できること
申込方法

下記の応募フォームからお申込みください。

応募フォーム

選考問題があります。
※申込内容に不備があった場合は、事務局より確認のご連絡をする場合がございます。
※申込された方には、申込受領のメールが自動送信されます。メールが届かない場合は事務局までご連絡ください。

申込締切

10月7日(月)16:00必着(16:00までに到着したものを有効とします)
再申し込みすることで選考課題を再提出できます。複数の申し込みがあった場合は最後の申込内容を有効とします。

参加者決定のお知らせ

審査の上、申し込みされた方全員に10月11日(金)までにメールまたは電話にて連絡します。

留意事項
  • 申込者多数の場合には、参加できないことがあります。参加者は、申込書の記入必要事項及び選考問題の回答内容を審査の上、北海道地方の方を優先に選考します。
  • 参加が決定された方には、応募条件を満たすことを証明する書類(学生証のコピーや学校が発行する在籍証明書等)、参加誓約書(参加規程を遵守する旨の誓約)、倫理行動宣誓書、その他主催者が必要と定める書類を提出していただきます。
  • さくらインターネット 石狩データセンター バーチャル見学会に際しては、見学会申し込みフォームへの実名記載、ならびに見学規約への同意が必要です。
  • ミニキャンプ期間中には、マスコミ各社による取材活動が行われることがあります。また、取材された結果が氏名・学校・顔写真を含んだ受講時の様子を含めて各メディアに掲載されることがありますので、ミニキャンプに申し込みされる方はその旨事前にご了解ください。
  • ミニキャンプの講義の様子は、キャンプ事業の広報活動や技術啓発を目的として撮影、録音し、その内容を公開する場合があります。
  • 受講およびイベント参加中は、20歳以上であっても、飲酒・喫煙を禁止します。
  • 本事業の成果をはかることを目的として、ミニキャンプ参加後、参加者については参加者アンケートの提出を含めて、定期的にその後の活動状況についてフォローアップ調査(参加者は回答必須)させていただきます。参加を希望される方はその旨事前にご了解ください。
  • 「セキュリティ・ミニキャンプ in 北海道 2024 専門講座」に参加した方でも、セキュリティ・キャンプ全国大会や他のミニキャンプの応募は可能です。
お問合せ窓口 一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会事務局
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-1平河町森タワー 株式会社ラック内
Email info@security-camp.or.jp
TEL 03-6757-0196

講師プロフィール

関 俊介
せき しゅんすけ

システムエンジニア、情報系専門学校講師を経て平成28年4月北海道警察を拝命、札幌方面南警察署、札幌方面苫小牧警察署等を勤務し、本年4月から現所属。
道内のサイバー犯罪被害防止等を目的として、講話や啓発活動等を通じてサイバーセキュリティ意識の向上に取り組んでいる。

砂原 悟
すなはら さとる

北海道出身。公立千歳科学技術大学 理工学部 助教。インターネットの面白さに魅せられて、ネットワーク設計やサーバ管理、サービス開発および運用を「生業」としてインシデント対応に携わりつつ、プログラミングの基礎や情報セキュリティに関する教育を「仕事」として取り組んでいる。ad.jp歴 7年。ac.jp歴 9年。2020年より道内における情報セキュリティ技術者の次世代育成事業Security College for Youth(SC4Y) に従事。

下村 そら
しもむら そら

セキュリティ・キャンプ全国大会2020オンラインZ4を修了し、NTTコムエンジニアリング(株)に入社。閉域ネットワークの保守業務に従事している。
2023年から一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会講師育成グループWGメンバーとしても従事している。

齋藤 徳秀
さいとう のりひで

2020年に株式会社Flatt Securityに入社し、Webアプリケーションやパブリッククラウドを対象としたプロフェッショナルサービス業務に従事。ISOG-J WG1などの外部団体での活動や、BSides Lasvegas(2024), BSides Tokyo(2024),JSAC(2024), AWS DevDay(2023), Security-JAWSでの登壇・ワークショップ開催などを通し、業界への還元やパブリッククラウドとWebアプリケーションにおけるセキュリティに関する啓蒙などの活動を行う。

セキュリティ・キャンプ全国大会 Bトラック修了(2018年)、セキュリティ・キャンプ全国大会チューター(2019~20年)セキュリティ・キャンプ全国大会講師(2021年,2024年)、セキュリティ・ミニキャンプ講師(2023年東京)、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 地域連携グループに参加。

X(旧 Twitter): @a_zara_n



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