「サイバーセキュリティの世界」だけに限定するのではなく、セキュリティ以外の分野の方にセキュリティを知っていただく、というミッションもあると思っています。このため「関わる世界」として、そうした別分野も含めたものとしています。
また単なる職業教育や高度技術者教育とはせずに、いわゆる「尖った人材」と呼ばれるような、新たな技術や技術分野を作り出しリードできるような人材を発掘・育成していくことを目指したいと思っています。
また講義を提供して発掘と育成をするだけではなく、「発掘されるための機会」「それをきっかけとした成長するための機会」も含め、そうした機会を提供することも必要と考えています。
セキュリティ・キャンプは講師のコンテンツの魅力が大きく、オンリーワン・コンテンツを持つ講師によるボトムアップでの講義設計が特徴と考えています。
1文目にある「新たな価値を創造しリードする人材」ということで、独自の知識・知見による講義、学校では学べないような内容、教科書が無いような内容といったものを重要視しており、そうしたものがセキュリティ・キャンプの魅力となっていると考えています。
単なるセキュリティ教育ではなく、こうした様々な「セキュリティ・キャンプならではの魅力」「私たちならではの方法」といったものを大切にしたいと思っています。
高い技術を正しいことに使ってほしいと思っています。そのために、そうした倫理の育成を重要視しており、「良い仲間」を作ることは大切と考えています。
また継続的に成長していくためにはコミュニティの力は重要であり、そうしたコミュニティの構築だけでなく形成や支援なども含め、大切にしていきたいと思っています。
ここまでの3つのことを含めて、それを実現することだけを目指すのではなく、教わる側がいずれ教える側になったり、参加者がいずれ運営側になったりすることで人が循環し、コミュニティとして醸成していくことによって、それらが継続して維持されていくような仕組みを作ったり、自然に形成されていくということも目標としています。