セキュリティキャンプとは？
若年層の情報セキュリティ意識の向上と優れたセキュリティ人材の発掘と育成を目的として、合宿形式でセキュリティ技術の講習と実習を行う「セキュリティキャンプ」。2007年8月に開催されたセキュリティキャンプ2007の一部を紹介します。

講義課目は内容豊富、自分の興味に応じて選択できます。
講義は全員必須の基本課目と選択制の専門科目とがあります。

基本科目
情報セキュリティの基本的内容や、モラルや法制度、またウイルス・ボット・スパイウェアやフィッシング詐欺など実際に自分たちの周りで起こりうる様々な脅威について学ぶことにより、なぜ情報セキュリティが重要なのか、なぜセキュリティ対策をしなければならないのか、ということをしっかりと身につけてもらいました。

専門科目
・マルウェアに感染したらどうなるのか。
・パケット工作というインターネットの通信の根本を学ぶことでネットワークセキュリティを理解する。
・ Webページのプログラミングを学ぶことでWebページのセキュリティ対策を理解する。
・セキュアサーバー構築やセキュアOSまで、サーバーに関するセキュリティを学ぶ。

など、情報セキュリティ全般にわたる非常に多彩な科目から自分の興味に応じて受講しました。

●"キャンプ"にしかない出会いがあります

講義は実習が中心で、基本的にグループ単位で受講します。
講義内容と連動して様々なセキュリティに関するテーマについてグループ演習を行い、最終日には研究成果発表会を行い、最優秀グループには賞が送られました。
また、セキュリティ業務の現場を体感できる企業見学会や、業界で活躍されている最先端の技術者の方々との交流会を通じて、業界、仕事、技術動向など、貴重なお話を聞くことができました。
キャンプ全体を通じて、情報セキュリティの最先端で活躍している講師の方々から学ぶ一方で、出身地や年齢の異なる様々な参加者との共同生活により、将来貴重なものとなる出会いがありました。キャンプ後もここで出会った仲間との交流は続いています。